病気や障がいというハンデを抱えながらも、自分らしく輝けるのは、支えてくれる人がいるから。
甲子園の横山選手の姿は、私たち介護の仕事の意義そのものです。
2025年夏の甲子園で、大きな注目を集めた選手がいました。
県立岐阜商業の横山選手です。
横山選手は、生まれつき左手の指がないというハンデを抱えながらも、チームの一員として甲子園に出場しました。本人は「周りのサポートがあったから乗り越えられた」と語っています。仲間や指導者、そして本人の努力が重なり合って、大舞台で輝くことができたのでしょう。
この姿は、私たちの介護の仕事と重なります。
介護を必要とされる方々は、病気や障がいといったハンデを抱えています。しかし、私たち職員が寄り添い、日常を支えることで、その方は「できること」を広げ、自分らしく活き活きと生活することができます。
介護の本質は「できないことを補うこと」だけではありません。
「その人が自分らしく輝けるように支えること」。
横山選手が仲間に支えられて夢の舞台に立ったように、利用者の方も私たちの支えによって「その人らしい人生」を歩むことができるのです。
この仕事は、とても尊く、かけがえのないものです。
介護の現場での小さな支えが、誰かの大きな喜びや生きがいにつながります。
お金では決して測れないやりがいがあり、私たち職員自身の誇りやモチベーションにもなります。
横山選手の姿が教えてくれたのは――
「ハンデは可能性を奪うものではなく、支え合うことで大きな力に変わる」ということ。
私たちも介護の現場で、利用者の方々がより自分らしく生きられるように、支え合いの力を大切にしていきたいと思います。
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